猫にとって冬は夏よりも過ごしやすい季節だと思いますが、ちょっとしたことで体調を崩すことがあります。
そんなことが無いように快適な冬の過ごし方を考えていきたいと思います。
猫とコタツ
猫の冬の居場所といえば、やはりコタツでしょうか。
最近はエアコンやファンヒーターなどの暖房器具を使っている家が多いようなので、コタツが家に無いところもあると思います。
それでも、猫にとってコタツは「身を隠すことができて温かい」という一石二鳥の特性があるため、すすんで中に入っていきます。
最近では猫専用のコタツもあるらしいので、猫のコタツ好きは一般的であるということでしょうか。
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そんなコタツですが、良い点ばかりではなく、いくつかの問題点があります。
1つ目はコタツの中で”熱中症”や”脱水症状”をになるということです。
コタツの中で寝ている猫たちは気づかないうちに熱中症・脱水症状になりますので、コタツはできるだけ低温に設定しておくことが大切です。
2つ目はコタツの中が”酸欠”になるということです。
こたつ布団で覆われた内部は閉め切った状態ですので、酸欠になりやすく、適度に換気するか、トンネルを作って換気できるようにしたほうが良いです。
3つ目はコタツのヒーターによる”やけど”です。
こちらは、猫の体とヒーターの距離によって”やけど”の程度も変わってきますが、ヒーターからある程度離れていても、”低温やけど”など起こす可能性もありますので、注意が必要です。
4つ目はコタツの電源コードによる”感電”・”発火”です。
これはコタツの電源コードが傷んでいた場合に発生するもので、猫が電源コードなど紐状のものを”噛む癖”があるときには要注意です。
猫が噛んでボロボロになったコードはすぐに交換する必要があります。
5つ目はコタツの中が汚れて”不衛生な状態”になるということです。
複数の猫がいる場合はコタツの中が汚れやすくなるため、頻繁に掃除をしなければなりません。
不衛生な状態を放置すれば ”喘息” など病気の原因になりますので、掃除・洗濯はこまめに行う必要があります。
とりわけ5つの問題点から言えることは、猫がいる家では「コタツから目を離さない」ということです。
猫と冬の食事
猫にとって冬は、寒さに備えてよく食べる季節になります。
そのため家猫の場合は食べてすぐ寝るので、太りやすくなるため注意が必要です。
また、冬場は気温が低いので、食べ残しのフードは夏場ほど急いで廃棄する必要はないと思います。
ただ、暖房で部屋が暖かい場合には食べ残しは捨てた方が良さそうです。
あとは食事の際に出す水も冷えすぎて飲めない場合もありますので、少し温めて出すと良いかもしれません。
ということで、冬場はよく食べてよく寝るということを知っておいて、健康状態のチェックをしておく必要があると思います。
猫と冬の寝床
猫にとってコタツは最高の寝床でしょうが、留守中や寝ている間など、コタツの電源オフにしているときのために暖かい寝床を作ってあげる必要があります。(最近は電気代も高くなってますし・・・)
我が家では猫専用のコタツがありますので、こたつ布団と毛布を2重に被せて、布団をコタツの中に折り込んで寝床を作っています。
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特に寒い日などは毛布の枚数を2、3枚増やして対策しています。
毛布の枚数を増やすと保温効果が持続しますので、コタツの電源を少しだけオンにして後はオフの状態で暖かさが持続します。
敷布も保温性の高そうな”ふわふわ”のものが良いのですが、猫によって”ふわふわ”が嫌いな子もいますので注意して下さい。
また、ホットカーペットなどあれば、敷布の下にホットカーペットを敷いてあげるとコタツの電源を入れずに暖かくなりますので、節電にもなります。
ホットカーペットは設定温度が高すぎると”やけど”や”体調不良”の原因になりますので注意が必要です。
もう一つは布団でカマクラを作ってあげることです。
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猫は、こういった暗くて狭いところが大好きなので、多分入ってくれると思います。
布団カマクラは電気を使わないので安心して使えますし、電気代の節約にもなります。
特に寒いときは、こういった布団カマクラにみんなで固まって寝たり、人が寝ているところに潜り込んできます。
なので猫と”ぬくぬく”したい方は、あえてコタツを使わないことをお薦めします。
まとめ
猫の過ごし方は夏と冬では大きく違います。
特に異なるのは寝床で、冬の猫は寒くなると”暖かい場所”を探して移動するので、こちらで”暖かい場所”を用意してあげるということです。
コタツの電源が入っていればコタツへ、人が寝ている布団が”暖かい”と思ったらそちらへ移動します。
ですので、冬は自然と猫が寄ってきますので、私にとっては嬉しい季節でもあります。
ただ、寝床は抜け毛などですぐに汚れてしまうので、こまめに掃除する必要はあります。
今回は冬の対策だけでしたが、夏の過ごし方についても、まとめていきたいと思います